2011.03.21.

東野圭吾「天空の蜂」と福島原発事故




福島原発の事故が起こっている中で、原発事故ってどこかで聞いたことあるなぁと思っていたら
東野圭吾「天空の蜂」で取り上げてたことを思い出した。



私自身結構な東野圭吾ファンなのだけれど
詳細についてはだいぶ忘れていたので改めて読み直してみた。
ただ一言、

戦慄した。

以下、ネタバレなので続きを読む。で。

小説「天空の蜂」は

原発にダイナマイトを積んだヘリコプターを落とそうとする犯人達と

それを防ぎ犯人を特定しようとする警察他関係者の

スリリングな駆け引きをウリにする24ばりのサスペンス小説である。

この中で、作者である東野圭吾氏は

圧力容器」「格納容器」の堅牢さに言及している。

・これがそう簡単に爆発などで破られないこと

・各種安全装置が確実に機能し、原子炉が冷却されること

一方で、

・「使用済み燃料プール」の天井が頑丈でなく、プルトニウムを大量に含むこと

日本中の原発が使用済み燃料を大量に抱えていること

このプールが異常となったときに原子炉が最も危険であること

をも予言していた。しかも小説の最後の最後の数ページで。

当時は論理構成で納得していたが、

原子炉の構造を俄かながら腹に落とした今となっては異常なほど正確な指摘であると感じる。

この小説は1998年に発刊されている。12年たった今、より厳しい形で内容が再現されていることに危機感を感じる。

この小説の中で東野圭吾氏は

「原発について、国民はもっと知ったほうがいい。」

「原発に(ヘリが)落ちたほうがよかった。そのことにいずれみんな気が付く。」

と述べている。


今、東野圭吾氏によるコメントが全くないのがおかしいくらいだが、小説作家としてどういう心境なのだろうか。













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posted by のぶ at 17:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Favorite>読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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